HiNANO interview『HERE COMES THE STRANGE POP!!』


ー1月13日に初のミニアルバム「HERE COMES THE STRANGE POP!!」がリリースされたということで。おめでとうございます。本作品にはカラーの違った4曲が収録されているようですが、まずこの中でHiNANOさんが最もオススメしたい曲っていうのはどれになりますか?


H:推し曲は「Are you ready!?」です!あ、嘘つきました(笑)やっぱり「いんしゅ!」で(笑)


ーどっちなんですか(笑)


H:どっちもおんなじぐらい好きです(苦笑)


ー同立一位ということで(笑)どういうところがHiNANOさん的にお気に入りなんですか?


H:「Are you ready!?」は6人になってはじめての新曲で題名からワクワクするっていうかぁ、「この6人でこれから楽しいことがいっぱいある!」みたいなポジティブな曲やと思ってて。あの〜…みんなのこわいろ?でしたっけ?加入した3人の声色もすごく出てる曲やなって思います。


ーどういうところに?「この人のこのフレーズばっちりハマってるな〜」とか。


H:めちゃくちゃハマってるなぁって思うのは「∞に針路」って言うじゃないですか?KOHANEちゃんが。航海士の衣装を着て「針路」は声も含めて好きです。CYANもMANAMiの落ちサビも、ちょっとしっとりしたところからアルバムでは「キランッ」っていう遊び心(エフェクト)もあって(笑)


ーあの、ダサすぎる(笑)


H:(笑)


ーいやもうあそこは、どう足掻いてもカッコ良くならないので逆に、旧いアニメの主題歌みたいな感じで(笑)よく見たらセリフも何言ってんのかわかんないし(苦笑)直前のパートで声は嗄れて足手まといになって、いわばグループのお荷物でしかなくなった主人公が「それでも叫ぶ!」とか「絶対諦めない!」とか言いだしたら「いや、気持ちはわかるが大人しくしててくれ」ってなるじゃないですか(苦笑)だもんでポジティブだけど主張の薄い、CYAN君と2人でなにかよいフレーズないかなアイデア出しまくった結果「人智を超えた偉大なる概念に身を委ねよう」って(笑)「光」だの「未来」だの、漠然としたフォースに問題を棚上げして解決しました(笑)


H:新体制一発目にふさわしいファンファーレみたいな曲だと思います(苦笑)

で、「いんしゅ!」はこだわりが凄いなと思って。イントロに「hello, nice to meet you」とか天の声とか世界の言葉で乾杯してたり、途中ではRAPもあって、フロアと乾杯するとこもあってすごい楽しんだもん勝ちな曲な気がします。すごい楽しい。練習しても楽しい。仮にお客さんが0人のライブでも私たちが楽しい(笑)


ー3曲め「呻吟 in the rain」に行ってもいいですか?


H:呻吟はこのインタビューするって言われていろいろ考えたんですけどいちばん難しくて、私の歌唱力的にも課題があって。WEARのメンバーって普段からほにゃほにゃしてる、アホっぽいところあると思うんですけど(苦笑)呻吟のときはすごいカッコいいです。歌詞も、雨が降ってて「届かない」とか、伝えたいけどもどかしいとか…カッコいいです。


ーレコーディングはどうでした?苦労したとことか。


H:サビのキーが凄く高いんですけど、そこに気持ちを上手くもっていけなくて。最後の最後に「もう1回歌ってみて」って言われて気持ちを作っていったんですけど、正直そのときも納得いく歌が歌えなかったですね…こんなこと言っていいんですか?


ーうーん。現在のライブでアップデートを重ねているのであれば。


H:まだまだ私的には課題が詰まった曲です。これからの日進月歩に乞うご期待です(苦笑)


ーじゃあ最後「ティファナ・マリワナ」。よそのアイドルさんがやらなそうな、珍しい曲調です。


H:そうですね。南国にお酒とチョコレートを持って行き楽しい友達と一緒に聴いてほしい感じです。ビーチな、ワイハなイメージで。


ーティファナっていうとメキシコの。わりともうちょっと麻薬密売カルテル的というか、カリブ海的な「ヤバsea」な感じなんだけどな(苦笑)


H:えぇ〜?そんな言っちゃっていいんですか?(苦笑)まぁあやしい、薬っぽい…フワフワしてもらって(笑)


ードギツいワードは使わずに「すごい色」とか。すごい色ってなんだよ幼稚園児かよって表現だと思うんですけど、それくらい脳がとろけてしまってるIQダダ漏れソングですね。


H:そうですね(笑)


ーさあ、そんなミニアルバムをひっさげた東名阪の「プちミにリるワんマん」ツアーが始まります。これはグループにとってどんな意味を持つツアーでしょう?


H:WEARは次のステップにいくための課題というか、成功させないと次にいけないだろうなってツアーだと思います。


ーなにをもって成功だと思いますか?


H:人を呼ぶこともそうだと思いますけど、自分たちが納得いくライブをすることと、グループ名を変更してもいいほどのメンバーチェンジがあって気持ち的には生まれ変わったようなもので。改めてゼロからグループを知ってほしいから入場無料になっています。「プちミにリるワんマん」で会いたいです。